Arai：

明生関、1年間にわたって「エリートアスリートピークパフォーマンス（EAPP）」へのご参加、本当にありがとうございました。改めて、この1年間の取り組みを振り返ってみて、いかがでしたか？

明生：

こちらこそありがとうございました。正直に言うと、2021年の後半には股関節周りの違和感が強く、スクワットを1回やるだけでも痛みが響いていたんです。正直、このままでは稽古も満足にできないのではないかという不安がありました。

Arai：

初回にいらしたとき、その股関節周囲の筋膜の癒着や神経伝達のズレがかなり影響していると感じました。その場である程度の変化が出せたのは、明生関ご自身の感覚の鋭さも大きかったと思います。整形外科の先生の診断では腰椎のヘルニアでしたね。

明生：

1回目から体の軽さを感じましたが、特に7月と9月のセッションで一気に「自分の本来の動き」に戻ってきた感覚がありました。地面を踏みしめる感覚、腰の安定感、手足の反応スピードがどれも明らかに違いました。

Arai：

実際、5月、7月、9月、11月と4回の集中セッションを経て、筋出力や可動性のグラフも毎回改善していました。EAPPでは、筋膜リリースに加えて、神経筋トレーニング、軸の安定化、呼吸機能の再統合まで含めて行うため、現場でのパフォーマンスに直結しやすいんです。

明生：

EAPPは「治療」というよりも「自分の最高の状態に戻す調整」という印象でしたね。日々の稽古の中で起きる微細なズレや歪みを、定期的にリセットできたことが本当に大きかったです。おかげさまで1年通して安定した取り組みができました。

Arai：

それは素晴らしい成果ですね。このプログラムは、特にエリート選手が「ケガからの回復」だけでなく「本来のパフォーマンスレベルを超える」ことを目的としています。明生関のように、継続して取り組んでいただくことで、その真価が発揮されると思っています。

明生：

1年間通してやっていただいたからこそ、ケガなく土俵に立てましたし、結果的にまた幕内の前線で戦えるスタートが切れたのだと感じています。久しぶりに３役にも復帰できました。今年以降も、大きな大会が続きますので、またお世話になると思いますが、よろしくお願いします。

​【まとめ】

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1年間にわたる継続的なサポートにより、明生関が本来の動きを取り戻し、再び土俵の中心で活躍する姿は、まさに「継続的な身体メンテナンスと専門的な介入」がアスリートにとってどれほど重要かを示す好例です。

また、この取り組みを円滑に進める上で、日常の稽古や施術の場面で常にサポートしてくださった北大地力士のご協力にも、心より感謝申し上げます。日々のケアとチームとしての支えがあってこそ、大舞台での安定したコンディション維持が可能となりました。

エリートアスリートの皆さまが「治す」だけではなく「もっと強くなる」ために。

TOKYO HEALING ARTS CENTER は、これからも日本のスポーツ界の一助となるよう尽力してまいります。

​【帯同トレーナーなどへの教育も同時に行う】

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大型の選手に対しては、より効率的かつ安全に施術を行うため、複数名の施術スタッフによるチーム対応を行っております。

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アスリートへの施術に加え、帯同トレーナーの皆様へも現場で即活用できる評価と介入技術の研修を同時に実施いたします。​​

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